2014/04/25
棚倉町には「都々古別神社」と称する神社が2社、馬場と八槻大宮にあります。
ここは馬場の都々古別神社です。
陸奥国一宮とされる神社の一社です。
棚倉町に 都々古別神社は2社あり、うち馬場にある当社は、磐城棚倉駅から西に1kmほどの国道118号線のそばにあります。
社伝によると、人皇第12代景行天皇の御代、日本武尊が奥羽鎮撫の際に都々古和気神(味耜高彦根命・アヂスキタカヒコネノミコト)を地主神として都々古山(旧福島県西白河郡表郷村:現福島県白河市の通称建鉾山)に鉾を立てたのが始まりとされています。
その後、大同2年(807年)坂上田村麻呂が現在の棚倉城址に社殿を造営、日本武尊を相殿に配祀しました。
さらに寛永2年(1625年)、丹羽長重が棚倉城建築のため現在地に遷座させました。
馬場の都々古別神社は、久慈川の上流、福島県南部の棚倉町にあります。
約280年つづいた棚倉城の城下町で、町の中心にある城跡は、濠沿いに植えられた500本の桜が満開となる4月下旬、土塁の内側に植えられたツツジが咲く初夏には、花見客でにぎわいます。
武神としての信仰が篤く、武将が寄進した長覆輪太刀や赤絲威鎧残闕が重要文化財に指定されています。