2018/12/31
年末の30日より伊勢市に入り、31日の朝方より年明けの午前中まで神宮さん庭燎奉仕をさせていただきました。
厳しい冬の寒さの中、全国の善男善女の参拝される方々をお迎えさせていただく篝火のお手伝いです。
くる年の幸せを願う地元の家族の方達は、思い思いに「おもち」を持参。熱き思いを篝火でおもちを焼き、ご家族で食している姿は毎年のことですが、心暖かなる伊勢独自の風物詩でありましょう。
厳しい寒さにもかかわらず、平成最後の年明けでした。
伊勢神宮の内宮と外宮では年越し恒例の大篝火が焚かれ、大勢の参拝客が燃え盛る日を囲んで暖をとり、笑顔を振りまいていました。
この火であぶった餅を食べると無病息災のご利益があるとされています。
餅の焼きの網は家族によって違い、毎年毎年工夫のあとがみられます。
大篝火の火を囲み、全身に暖を取ると、幸せな一年になることでしょう。
奉仕している私たちもとても幸せな心持になっています。厳しさに負けず頑張りとおしました。
静寂と真っ暗闇のご奉仕は身の引き締まることでした。
大勢の参拝客は、年明け５分前より停止されて、じっと時が来るのを無言でお待ちしています。
この日は風もなく、音もなく、ただ、篝火の火花が燃える音がパチパチと発しています。
じっと火を見つめて正宮の前の空間を見つめ、漆黒に包まれている大木に囲まれている御垣内の空気です。
午前0時と共に、参拝客がお参りをしに流れていきます。良い年になりますように。
この地球の安寧・平和、いつもはじめて何年も前から地球への平和の祈りを思います。
そして世界の平和、それぞれの地域の平和、日本の平和、そして人様のそれぞれの家族の平和を祈ります。
私も今年の一年の安らぎと発展を祈らせていただきました。
いつもありがとうございます。と思いの中で祈りながら、篝火をまだまだ焚きつけています。
というように１月１日のあけた年の様子です。
この後、朝方まで参道にある篝火を奉仕させていただきました。
身体全身は凍える冷たさでございました。
また、この一年ガンバルことを確信させてもらいました。