2018/12/07
12月6日(木)、7日(金)と、岐阜羽鳥駅からの1泊2日の旅でした。
郡上八幡から九頭竜湖の山道を車で走る。
氷雨降り続く中、福井の永平寺をめざす旅になりました。
◆大本山 永平寺
福井県吉田郡永平寺町にあるお寺です。
永平寺は、今から約770年前の寛元2年(1244年)、道元禅師によって開創された出家参禅の道場です。
總持寺と並ぶ日本曹洞宗の中心寺院(大本山)として、多くの修行僧が、早朝の起床にはじまり、勤行、坐禅、行鉢、「動の坐禅」といわれる作務など日夜厳しい修行に励んでいます。
杣山(そまやま)の温泉宿へ友の福田君に運転を頼み、よい山旅となりました。
翌朝は琵琶湖の西側のルートから奥比叡山に入り、途中「奥比叡山の霊水」という湧き水にめぐりあいました。
比叡山の山の空気だけでなく、水を存分に体内へ取り込み、身体の中から霊気を染み渡らせます。
健康の祈りの旅です。
◆定光院
昔の叡山は三塔十六谷に三千坊あると云われ、定光院はその坊舎のひとつ。
若き日の日蓮聖人が比叡山にこもり、厳しい行をされたそのお寺です。
建長五年(1253)日蓮聖人が叡山を去られてからは、定光院の名前は歴史から姿を消します。また、元亀二年(1571)織田信長による叡山焼き討ちにより一山ことごとく焼失し、古記録を失い、坊舎の縁起は天正年間に僧・りょう栄が定光坊と名を改め諸堂を再建とあり、爾後文政年間に下りました。
建長五年(1253)日蓮聖人が叡山を去られてからは、定光院の名前は歴史から姿を消します。また、元亀二年(1571)織田信長による叡山焼き討ちにより一山ことごとく焼失し、古記録を失い、坊舎の縁起は天正年間に僧・りょう栄が定光坊と名を改め諸堂を再建とあり、爾後文政年間に下りました。
大改修中の根本中堂の参拝を果たしました。
◆比叡山 根本中堂
比叡山東塔の根本中堂。
中堂とはその寺の中心となる仏堂で東塔にある中堂は比叡山延暦寺の総本堂です。
現在の建物は1642年に竣工したもので、本尊の薬師如来と、千二百年間灯り続けている「不滅の法灯」が安置されています。
根本中堂
ねがはくは
妙法如来
正徧知
大師のみ旨
成らしめたまへ
宮沢賢治
自分の古い殻を破って出る意気込み。
心のやすらぎは、身体を整えること。楽な身体の動きを身につける事。
本来の心の安らぎに立ち返り、生き甲斐と幸福を手につかむ心がけ。
よそごと、そらごと、たわごとの営みの心を一掃することでしょう。
毎日のストレスにすり減らされないセンスを磨くことです。
活力の源泉。源を養うこと。
力がみなぎる。野草の花々、バラの花の高貴の中には生命力はみられない。
雑草のように岩の間からでも芽を出し、踏みつけられても直ぐに立ち直る意識の生命力を目指している。
気の力の療法がここにある。
痛みに立ち向かう。生命の活力を目指している。
道元禅師しわく、
「しかもかくのごとくなりといへども、花は愛惜にちり、草は棄嫌におふるのみなり」
来年に想いを馳せ、さらなるセンスに磨きをかけ、良い方向へと変化していけることを願っています。
それでは、皆さん良いお年をお過ごしください。
今年も例年のごとく、30日、31日、1日の正午まで、伊勢へ第73回目の神宮庭燎奉仕・奉納に参加して、皆様の来る年の平安を神宮の杜よりお祈り申し上げております。