横浜市南区の気功整体院です。横浜市営地下鉄ブルーライン「阪東橋駅」から徒歩約5分。京急本線「黄金町駅」から徒歩約8分。肩こり、腰痛、膝痛など、気功治療を行います。

神奈川県高校野球監督会

7月2日(月)横浜ガーデンホテルにて、39回目となる神奈川県高校野球監督会が、160名をむかえ盛大に行われました。
記念すべき第1回の監督会は、当時富岡高校の監督だった私、山本彰と、横浜高校の渡辺監督、武相高の古賀監督、県商工高の相田監督、日大高の森山監督も交えた5人で、横浜橋商店街にあった中華料理ととんかつ「梅月」に集うようになったのが始まりです。
 
当日、私にとってもサプライズがありました。
会員全員の総意として、感謝状と名前入りの立派なバットを贈呈されました。
監督さんたちの熱い心意気が伝わり、涙があふれるほどの感激でした。
長いお付き合いがあり、盟友の元横浜高校の渡辺元智監督と、名コーチとして名高い小倉清一郎氏も毎年のように出席。
今年の神奈川大会の有力校の展望を明確に分析・解説されるお話しは見事でございました。
いつも甲子園を沸かせる東海大相模高校の門馬監督、桐光学園の野呂監督など、神奈川の監督たちの姿があります。
ありがとうございます。
寺尾洋一会長の知恵ある進行も見ものでした。
 

 
第100回全国高校野球選手権記念神奈川大会の開幕を6日後に控えた2日夜、県内の高校野球指導者たちが「神奈川県高校野球監督会」に集まった。
監督たちの交流が盛んな神奈川には他県ではあまり見られない特徴がある。
強豪校同士が練習試合を行い、ライバルであっても丸裸になり戦力を披露する。「弱点が分かれば本番までに修正し、鍛えなおせばいい」と胸を張る。互いのチーム力を高めあい、全国に通用する力がつくというわけだ。
 
監督会の会長を担う座間総合高の寺尾洋一監督は、あるエピソードを明かす。
かつて勤務していた高校の教え子の進路に悩んでいたとき、監督会を通じて知り合った現監督会事務局長で、当時は富岡高(現金沢総合高)の監督をしていた山本彰さんに相談を持ちかけた。すると、山本さんは経営する中華料理店「梅月」で教え子を雇ってくれた。野球のみならず他校の生徒の進路まで面倒をみる監督会のネットワーク。
 
1970年代「神奈川を制する者は全国を制する」という言葉が生まれた。監督会の設立は80年代。以来、監督会はこの言葉を語り継ぐ場でもある。
神奈川の高校野球指導者たちはライバル同士でありながら「神奈川県高校野球監督会」を通してつながっていた。
全国を見据えて互いを高めあい、時には悩みさえも相談できる交流の「輪」を描く。
 
         毎日新聞 2018年7月10日(火)『名将、若手垣根なく交流』より記事抜粋
 

 
県外の指導者とも交流がある水谷監督は、神奈川の印象を「勝つことへの執念が尋常じゃない」と語る。その一方、ライバルやよそ者を排除するといった空気がなく「若い指導者が『教えてください』と言えば必ず答えてくれる。来るものは拒まない」のだという。
「勝負は勝負。でも試合が終われば、みんなが野球に携わる仲間。神奈川の高校野球の発展を願う思いを共有し、それをつなぐきっかけが監督会の場なのだと思う」
 
監督会は1980年代に誕生した。当時、富岡高で(現金沢総合高)で監督を務めていた山本彰さんと横浜高の監督だった渡辺元智さんが夜の街で偶然会い、酒を共にした。「いがみ合う関係をなくして野球人として語り合おう」
以降、武相高と県商工高、日大高の監督も交えた5人で、横浜市内の山本さんが営む中華料理店「梅月」に集うようになった。これが監督会の始まりだ。
「甲子園に行くために各校が手段を選ばず有望な選手を取り合うこともあった。監督同士が飲み会を開くなんてあり得なかった」山本さんはそうした関係性を憂い、自分から意識して変えていこうと決心したのだという。「汚いヤジはやめよう」「相手に失礼なことはしない」会合では率直に意見を交わした。若手監督にも積極的に声をかけるようにした。
「監督は孤独。悩みがあっても打ち明けられない。互いにつながり合えば、精神面でも指導の面でも必ずプラスになる」山本さんは監督会の存在を誇りに思っている。
 
現在の監督会で会長を務める座間総合高の寺尾洋一監督は、神奈川の例に倣い、県外でも同様の会をつくる動きを見てきた。だが数回の会合だけで終わったり、中断したりしてしまうケースが少なくないという。神奈川の監督会が持続、発展してこられた背景について「歴史的に異文化を受け入れてきた港町・横浜を中心とした神奈川の地域性が、自然と人々をつなぐのではないか。それが高校野球の世界にも通じている」と指摘する。
誕生以来「来るもの拒まず」の精神を貫いてきた監督会。格式張らない会合は次第に参加者を増やし、今月2日に開かれた総会にはベテランから若手まで現役監督ら約160人が集まった。こうして育まれる指導者たちの「輪」が、全国に名だたる伝統と実績を誇る神奈川の高校野球を下支えしている。
 
         毎日新聞 2018年7月11日(水)『発展願う思い共有』より記事抜粋

ご興味を持たれた方は、
お気軽にご連絡ください!

横浜元気整体院
ご予約・お問い合わせ

  • 090-1047-8642
  • 045-251-7991