2016/08/05
信濃国から越後国を結ぶ「塩の道」
戦国時代の「敵に塩を送る」の故事となる塩の輸送路として重要視され、江戸時代の松本藩でも北塩(糸魚川側の塩)の流通のみを認めたことから整備が続けられてきた。
松本と糸魚川を結ぶ千国街道は、参勤交代の殿様が通ることのない庶民の道だった。
日本海からは塩や海産物が運ばれ、逆に農産物や山の幸が運ばれてくる。きびしい自然や地形ではあるが、人々にとってはかけがえのない道。
道の傍らには、旅人を見守るように石仏が並ぶ。
最後の写真は、姫川。
欄干には、ヒスイの原石に「姫川」の文字が刻んである。