2017/08/26
ここのところ、水になれるため約４年ぶりに横浜元町の公園入口にある元町プールにでかける。
わずか2、30分の水浴びである。
が、気持ちを変化させるには、しないよりかいいという遊び。
１年の中で滝壺は危険で入れないため、大雨になればなるほど自然の形が変わっていく。人もまたしかり。
水の流れの勢い、岩のすべり、自然の中ではどんな小さな油断もできない。
体感と頭脳のカンが町の中を歩いても油断がないようにしたい。
８月26日朝、山北町『洒水の滝』を目指して出発。
高校野球監督時代の教え子である平成２年に山北高校の４番で活躍した杉本紀久君と、平成１７年足柄高校でエース４番の杉本直人君、そして友人の小島博之氏の４人で滝行となりました。
いざ、自然の中での全身気合トレーニング！
洒水の滝までは何か所か危険な岩場があり、届け出許可をいただきすべては自己責任。
100％迷惑をかけぬよう、一歩一歩慎重な足運びで進む。
今日は水量が豊かで、自然への畏敬と地場に対して最大限の祈りの祝詞をあげる。
大声の祓いで、自然と人との一体感をとらせていただくため、全身からの祝詞をあげさせていただく。
全身から湧き出てくる大声で、滝のしぶき、大きい水音に調和をさせていただくための行事。
はじめは杉本くんと小島くん。みんな気合が充実していた。
滝の勢いがあるにもかかわらず、全身で水量圧を受けている。水温も身体には同調することにより、大きな負担にならず、ありがたいこと。
全身に絶え間なく落下してくる水の圧を全身に受け止める。
初めは、滝の中心にいくまでのバランスが大事。そして、中心部にいくと重圧がある。しかし、身体を支えているのが両足である。
両足の足裏がピタと地球の表面に吸い付いている、という実感を最大限に足の裏で敏感に感じ取り、そこに魂があることを実感する。
全体重が川底の石や砂に突き刺さっている。
上からは莫大な水流で身体にたたきつけられてくる。
ひたすら腹の底から、とほかみのみたまの言霊を唱え続けている。
脳の中は聡明、クリアーになり、ひたすら息を吐き続ける。身体からあふれる息吹がある。
時が流れる・・・いつまで、それは、自然と身体が直感する。
有から無に、無から有に、ひたすら祈り続ける。
大自然への敬虔な思いが今の今を生かされている身体を流れるものに包まれたもの。
生まれるエネルギーは水の激しさからいただいた今日。
また一所懸命に生きて行けと、花の笑顔が浮かぶ。
一日一日の積み重ねが、又、はじまる。
縁ある方々に助けられていくことでしょう。
治療家として、まだまだ進化することを思いながらの滝修行でした。