2020/02/03
２月３日節分の日にあたり、鎌倉の杉本寺へ。
明日は立春。春間近ですね。風の冷気もありますが、日差しが日に日に暖かくなっていますね。
節分の法会はどこに、と思ったときに思い出すのが杉本寺です。
1000年以上前の十一面観世音菩薩様が３体もいぶし銀の光を輝かせて、優しく立像されています。
昼過ぎには到着するように出かけます。１時30分からの法会です。
寺内を良く拝しますと、正面に三体の十一面観音菩薩がいらっしゃいます。
法要が始まり、50分ほどの御経を３人の僧が読み続け、寒さの中じっと座って祈りが続いてゆきます。
20数名の参加者の方々と堂内から外の世界に向けて大きな声で「鬼は外！鬼は外！鬼は外！」と３回豆まきをします。
そして、堂内には「鬼は内。鬼は内。鬼は内。」とやさしい声で唱和しながら豆をまきました。
古いお堂内での豆まきはとても意義のあることでした。
爽やかなひとときでした。
杉本寺は、阪東三十三所観音巡礼の第１番のお寺です。
鎌倉の鶴岡八幡宮から東へ金沢街道を1.3kmほど進み、大蔵山の中腹にあります。
多くの参詣者によって踏み減らされた急勾配の石段を登りつめると、茅葺の五間四面の観音堂が杉木立を背に建っています。
僧行基が自刻の十一面観音を安置して開創、のちに慈覚大師が同じく十一面観音を内陣の中尊として納め、さらに恵心僧都が花山法皇の名をうけて十一面観音を奉安し、これが三尊同殿の由来です。