2015/08/15
夏の間に自然の中に身をおいた。山形である。
出羽三山神社、山形の海、最上川、幻想の森、立石寺(山寺)、蔵王の山。
森林浴、海水浴、流水浴、脚力の強化、山歩き、すべては呼吸にもとづく身体の使い方のトレーニング、様々な欲、悩み、望、全身に酸素がいきわたる身体の使い方を学ぶ旅である。
◆歴史の薫る精霊の山【羽黒山】
羽黒山の五重塔。石畳の参道。
何千年も続く人々の幸せを求める足音を聞きながら、地球の平和を祈る。
33°以上の暑さも足の痛みも杉の木立がなぐさめてくれるひととき。
今から約1,400年前の推古元年、第32代崇峻天皇の第一皇子・峰子皇子が羽黒山を開かれたのが、出羽三山のはじまりです。
羽黒山は三山の神々を合祀するお山であると同時に、御開祖・峰子皇子が創立された「羽黒派古修験道」の道場として今に伝えています。
山頂に至る約2Kmの参道は、樹齢300年~600年に及ぶ老杉が生い茂り、石段は全部で2,446段あります。一の坂の上り口にある五重塔は、素木造り、柿茸、三間五層の均整のとれた優美な姿で、東北最古の塔として国宝に指定されています。
【幻想の森】
幻想の森では幸いに人影見えず。神代杉の千年を超える古木のハーモニー。
静謐の女神が音もなく踊りの舞をみせてくれるひと時。
生きること、それば誠に息をすることだ。